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生き返った蓮池【長楽寺】

御朱印散歩

天台宗別格大寺・長楽寺

御本尊:釈迦三尊(釈迦如来・文殊菩薩・普賢菩薩)

 

世良田東照宮の参拝に次いでお隣の長楽寺にやって来ました

国指定史跡の複合遺跡「新田荘遺跡」を構成する長楽寺に

一年ぶりに池の水が戻ったという事で地元紙の上毛新聞に記事が載っていたお寺です

 

以前湧水で満たされた池も涸れてしまい一度掘削して元に戻った池も

2017年秋ごろに再び涸れ始めてしまい昨冬から底が露出する状態になってしまいます

そこで池を管理する市が文化庁に掘削許可を得て昨年12月に工事を着工し

毎分350リットルの水をくみ上げ

7日間かけて以前の素晴らしい景観を取り戻したという事で

再び涸れてしまう事の無い事を願います

また長楽寺には国指定の重要文化財や県指定の重要文化財が多数ある

見所の多いお寺です

 

 

勅使または幕府の上使が参拝時にだけ開かれた勅使門

江戸時代に隣の東照宮の正門として建てられました

その後の寺社分離により長楽寺に所属されたそうです

 

 

総門

車両の高さを規制するゲートだと思うが残念な景色

 

 内側から見た勅使門

昨日の山行で尻もちついて調子が悪くなったデジカメでしたが

ここにきて急に変な影を映し始めた

 

 

生き返った蓮池渡月橋 

蓮池は「心字池」といい心の字に型取られてるそうです

 

 

静かな水面に移る樹々もとても喜んでいる事でしょうね

 

 

 三仏堂

ここには過去・現在・未来を現す

釈迦如来阿弥陀如来弥勒菩薩が安置されています

 三仏堂右側には多数の供養塔が建っています

太鼓門

当初は楼上には太鼓があり鼓楼とも呼ばれていました

その後明治9年には旧鐘楼より梵鐘を移しましたが

戦時中の供出で現在は何もありません

 

 

太鼓門から右に石畳の道を少し歩くと山門に着きます

 

鐘楼

 

本堂にあたる「両大師堂」 

徳川家光が奉納したといわる釈迦三尊(釈迦如来・文殊菩薩・普賢菩薩)が安置されています

 

 寺務所を訪ねたが閉まっていたので

時計を見るとまだ4時前という事で

まだ大丈夫かなぁ~と思い玄関の方を訪ねてみた

すると御住職が出て来られて快く対応して頂き御朱印をいただく事が出来ました

また御朱印等の説明もしてくれて丁寧な対応に感謝です

 

 

 新田公並一族従臣忠霊供養塔

 開山堂

開山堂前には仏頂竹という珍しい竹が生えています

この竹は水戸黄門様も 杖として使っていたそうです

その反対側には牛石というのがあり

石の上に座って願い事をすると叶うそうですよ

勿論二人でお願い事をしました👏

 

門を潜り斜めから開山堂

被写体の関係も有るのでしよう丸いのが目立ちますね~

開山堂脇の新田家累代墓の墓標

開山堂裏に進むと多くの墓石が整然と建っています

徳川義季公累代墓文珠山と呼ばれる前方後円墳の後円部分にある

一歩足を踏み入れた途端空気が変わった気がして

とても重苦しい感じがしましたよ 

 累代墳塔が何基も建ち最奥には「国指定重要文化財」の宝塔があります

出るときは太鼓門を潜って一礼

 

 日枝社

寛永二十一年(1644)世良田東照宮建立時に

日光山より奉還

 

 

御祭神は大山咋命

神猿という猿の夫婦が対をなし本殿前で座り

子授け・安産・子育てのご利益をもたらします

何とも味わいのある御朱印です

 

とても広い境内は荘厳でありながらとてもリラックスできる領域でした

 

 =====おしまい=====